・不動産業界は働きやすい業界ワースト3位
・不動産営業が辛い理由
・不動産営業は辛いという人の声(口コミ)
・不動産営業を今すぐ辞めるべき人
・不動産営業を続けるべき人
不動産営業は辛いってよく聞くけど何がそんなに辛いの?
不動産営業に就職を考えている方はこういった疑問ありませんか?
実際に働いてみないと分からないことってたくさんありますよね。
そこでこの記事では、元大手不動産営業マンの私が
「不動産業界は働きにくい業界の理由」「不動産営業が辛い理由」「不動産業界を辞めるべき人・続けるべき人」についてご紹介していきます。
不動産営業として働いていた私が実際に感じた「辛い」ポイントをしっかりまとめました。
この記事を読み終える頃には、不動産営業が辛い仕事であることをしっかり理解していただけます。
不動産営業に就職を考えている方、現在不動産営業として働いてる方はぜひ読んでください。
不動産は働きやすい業界ワースト3位
引用元:産経新聞
不動産業界は働きやすい業界ランキングでワースト3位です。
この結果から、世の不動産業界で働く人たちが「辛い」と感じていることが分かります。
実際に私も不動産営業として働いていましたが、IT業界で働く友人とは天と地の差がありました。
以下で不動産業界が働きにくい理由をお伝えします。
不動産業界が働きにくい理由
不動産業界が働きにくい理由は2つあります。
・業界全体の考え方が古い
・IT化が進んでいない
以下で1つずつ紹介していきます。
①業界全体の考え方が古い
業界全体がまだ昔のガツガツした雰囲気があります。
なぜなら、上司が昔のイケイケなやり方を変えられない=根性論や精神論が蔓延しているからです。
新人にも「とりあえず見て学んでやれ」というスタンスなので、新人がそうゆう育ち方をして業界が変わらない。
フレックス制度などの今の時代にあった働き方を推進する様子も見受けられない。
②IT化がほとんど進んでいない
まだまだペーパーレスが進んでいないので、未だに紙がないと仕事が進まないです。
物件の資料や契約書は全部紙を利用しています。
AIやVRといった最新技術は取り込まれてきてはいます。
しかし、使い方を知らない営業マンも多く「AIやってます!」と宣伝しているだけの企業が多い。
私の働いていた会社では、コロナ下でも基本全員が出勤をしないと仕事できないくらいIT化が進んでいない状況でした。
不動産営業が辛い理由
不動産営業が辛い理由は8つあります。
・ノルマが厳しい
・高額な商品を売るのが難しい
・残業が多い
・クレーム対応に追われることがある
・給料が安定しない
・友人と休日が合わない
・休日が休日でない
・世間からの偏見がひどい
実際に不動産営業として私が働いていて、この8つは全部「辛い」と思いました。
「辛い=やめたい」にどうしても繋がってしまいます。
以下で1つずつみていきましょう。
①ノルマが厳しい
不動産営業辛い理由1つ目が、ノルマがかなり厳しいです。。
「ノルマが厳しい→達成できない可能性有り→上司に詰められる」この流れが本当に辛いです。
ノルマを達成できない可能性があれば、「上司からの進捗確認」「チラシの宅配」これが毎日繰り返されます。
全ての負の根源は「ノルマが厳しい」というところからきています。
②高額な商品を売るのが難しい
不動産営業辛い理由2つ目が、高額な商品を売るのが難しいです。
「ノルマ達成したい→気持ちが焦る→高額な商品をそんな営業マンからは買わない」この負のスパイラルがまた辛いです。
ノルマのために「売りたい」「買ってもらいたい」という気持ちが出ると、お客さんが離れていきます。
ボールペンを売るのとは訳が違うので、お客さんが慎重になるのは当然です。
余裕のない営業マンと余裕のある営業マンどちらの話が信頼できますか?
絶対余裕のある営業マンですよね。
③残業が多い
不動産営業辛い理由3つ目が、残業が多すぎます。
「ノルマを達成したい→チラシを巻いたり、お客さんに必死の連絡をする→残業が多くなる」この流れも辛いですね。
残業が多くなれば自分の時間もないですし、休みの日もどうしても活発的に動く元気がでないです。
私も月の残業時間は45時間を余裕で超える月ばかりでした。
④クレーム対応に追われることがある
不動産営業辛い理由4つ目が、休日でもクレーム電話がかかってきます。
契約後でも不備があれば、お客さんはいつでも電話をかけてきます。
休日だろうが、他の仕事をしていようがノルマに追われていようがお構いなしです。
簡単に解決できる問題ならまだいいのですが、お金の件になるとかなりシビアな問題に発展します。
とてつもなくストレスで辛いです。
私の上司もお金の問題で、外国人の方からクレームがきた時は本当に辛そうでした。
⑤給料が安定しない
不動産営業辛い理由5つ目が、給料が安定しません。
「ノルマが達成できない→上司に詰められる&給料が減る」辛いの連続です。
売り上げによって給料が変わるインセンティブ制度を設けている会社がほとんどです。
なので、売り上げをあげることができないと万年基本給のみです。
不動産営業は給料の不安定さから、ローンが組めなかったりもするようです。
⑥友人と休日が合わない
不動産営業辛い理由6つ目が、友人と休日が合わず話す機会が減りました。
「友人と休日が合わない→遊べない→ストレスがたまる」この流れに陥るので辛いです。
不動産営業の休日は基本火曜と水曜です。
祝日も絶対休みではないので、友人に会う機会が本当に減ります。
私は友人と会わなさすぎて、親友と半年以上会わないなんてことも普通にありました。
⑦休日が休日でない
不動産営業辛い理由7つ目が、休日でもお客さんの対応は当たり前です。
「休日に物件問い合わせがメールで来る→他社に取られないようにその場対応→休んでる気がしない」この流れは本当に辛いです。
休日に携帯を常に持ち歩いて、電話が鳴るor問い合わせは基本対応することになります。
本当に気が休まるタイミングがないです。
私の上司は「自分の結婚式の日にお客さん対応を数時間した」と言っていました。
⑧世間からの偏見がひどい
不動産営業辛い理由8つ目が、世間からの偏見がひどいです。
一部の会社のせいで、不動産営業に対して偏見を持つ方が多く、そうゆう目で見られるのが辛いです。
不動産営業は「お金のことしか考えていない、やり方が汚い、しつこい、ろくな人はいない」というイメージありませんか?
「不動産営業は金のことばっか考えている」「これだから不動産屋は・・」と私は言われたことあります。
世間からの偏見の目と発言は結構傷つきますよ。
不動産営業が辛い口コミ
「不動産営業が辛い」という口コミをTwitterで拾ってきました。
「不動産営業が体を壊しそうなほど激務なことが分かるツイートです。」
現状どうしようかなぁ
このまま不動産営業続けて勉強しつつお金を稼ぐのがベストだと思ってたけど、身体壊しそうだしあまりに辛いからなあ— ニコシ (@THE59526184) January 14, 2021
「お客さんを騙しているような感覚になる不動産営業マンの本音の辛い部分です」
不動産営業してる時は、(何でこんな家買うんやろ)と思いながらの営業トークが一番辛かったな。
◯◯町◯丁目というブランドがあっても、あの一角にヤバイ奴が住んでるとか、更に細分化された地雷も多い。それを最後までバレずに売り切るのがまた辛いというw
— ちょろねこ (@chorobuzz) August 3, 2020
「不動産営業の残業時間が長く激務なことが分かるツイートです」
残業まみれで自分の時間がない職場って正直辛いですよね💦
自分も不動産営業してたときそうでした💦
休みの日も出勤
仕事は朝7時に出て、
帰ってくるのは23時給料は18万、、、
こんな仕事するより、自分の時間がとれる仕事しなが、
自己啓発して行った方がいい気がします
ブラックな話でした💦
— ほしやん (@hoshiyyan) May 13, 2020
不動産営業を今すぐやめるべき人
現在不動産営業として働いて「辛い」と思っている方で、「不動産営業を今すぐ辞めるべき人」を2パターン紹介します。
・体調を壊すほど働いている人
・他にやりたいことが明確にある人
以下で1つずつ見ていきましょう!
①体調を壊すほど働いている人
体調を壊すほど働いている人はすぐに不動産営業をやめましょう!
なぜなら、体の不調は「気合で何とかなる問題」ではないからです。
「毎日眠れない」「手が震える」「めまいがする」等の症状が出ると、うつ病や他の病気の可能性があります。
そういった症状や体に支障をきたしている方は、以下の行動をとってください。
・辞める=転職
不動産営業の経験は他の業種でも絶対活かせます。
・休職
回復の状況をみて、職場に復帰してください。
私の職場では3ヶ月ほど「休職」をして、今では前のように働いている方もいます。。
②他にやりたいことが明確にある
他にやりたいことが明確にある方は不動産営業を辞めるべきです。
単純に人生における時間がもったいないです。
「人生は100年時代」とも言われいていますし、何歳であっても「挑戦することに遅い」ということはないと思います。
私は「不動産営業が辛い」と思うことが多々ありましたが、会社を辞めた1番の理由は「他にやりたことが明確にあった」からです。
他にやりたいことが明確にある方は果敢に挑戦していきましょう!
不動産営業を続けるべき人
現在不動産営業として働いて「辛い」と思っている方で、「不動産営業を続けるべき人」を2パターン紹介します。
・不動産業を通して明確な目標がある人 ・転職が難しい年齢でどうしてもお金が必要人
以下で1つずつ見ていきましょう!
①不動産業を通して明確な目標がある人
不動産業を通して明確な目標がある方は続けましょう!
以下のような目標を持っているならば、「辛い」とは思いますがここが正念場だと思って頑張りましょう!
・独立したい
・不動産投資ができるようになるまでやる
・年収1000万稼ぎたい
など
何事にも目標を持つことが原動力になると思うので、目標があることは素晴らしいことです。
自分は「今何のためにこの仕事をしているのか?」と自問自答をして、乗り越えてください。
私の上司も「独立をしてお金を稼ぎたい!」という熱い気持ちを持って、仕事に取り組んでいました。
②転職が難しい年齢でどうしてもお金が必要な人
転職が難しい年齢でどうしてもお金が必要な人は続けるべきです。
不動産営業が辛いと思っている方の中には、以下のような状況の方もいらっしゃると思います。
・転職が難しい年齢で子供がいる
・どうしてもお金が必要
上記の状況の方は、辛いとは思いますが頑張るしかないです。
ただ、「休職」という選択肢もあるかとは思いますので、体調を崩すほどになったら考えてください。
まとめ:「不動産営業が辛い」=「辞める」に繋がる
いかがでしたか。
この記事では、元大手不動産営業マンの私が
「不動産業界は働きにくい業界」「不動産営業が辛い理由」「不動産業界を辞めるべき人・続けるべき人」についてご紹介してきました。
内容をおさらいしておきましょう!
・不動産業界が働きにくい理由は、業界全体が古い考え方をしているから
・不動産営業が辛い理由
・不動産営業が辛いという人の声(口コミ)
・不動産営業がを今すぐ辞めるべき人は、「体調を崩している」「他にやりたことがある」
・不動産営業がを続けるべき人は、「明確な目標がある」「辞めれない絶対的理由がある」
「不動産営業が辛い」という気持ちは多くの方が感じていることです。
「辛い=辞めたい」という式は成り立つと思いますし、辛ければ辞めて新しいことに挑戦すればいいです。
必ずどこかであなたにとっての天職が見つかると私は思います。
「辛い」と思っていても実はあなたは不動産営業に向いているかもしれません。
下記記事で「不動産営業に向いている人・向いていない人の特徴」についてバッチリまとめました。
この記事が現在不動産営業として働いている方、これから不動産営業に就職を考えている方の参考になれば幸いです。
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